Version 2.3 リリースノート

製品名:

fxLooper

バージョン:

2.3.0

リリース年月:

2022年10月

全般

新方式プログラムモジュール「fxlp」

新しいfxLooperプログラム用モジュール「fxlp」が導入されました。 従来の「fxlooper」モジュールと比較して、タスクの処理をシンプルかつシームレスに記述可能になりました。

下記のコードは、CADソフトウェアのマクロ(API)を利用して以下の処理を行うプログラムの例です。

  1. モデルの読込

  2. 寸法の変更

  3. モデルの上書き保存

  4. STLファイルの出力

  5. 体積の算出

../_images/rn_2.3_01.png

旧方式の「fxlooper」モジュールでは、「マクロ作成」「マクロ実行」「体積取得」の三つの処理を それぞれ関数等のサブタスクとして記述し、それらのサブタスクを合わせて一つのタスクとする必要がありました。

一方、新方式の「fxlp」モジュールでは、各処理を一つの関数内で記述し、 そのままタスクとして登録することが可能となりました。

なお、旧方式の「fxlooper」モジュールは、本バージョンでも使用可能ですが、将来的には廃止される予定です。

ファイル・フォルダー構成

新方式モジュール「fxlp」によるプログラムでは、旧方式の場合とは異なる、以下のようなファイル・フォルダー構成となります。

../_images/rn_2.3_02.png
  1. コピー元フォルダー

    • 旧方式: プログラムファイルと同階層に各タスクのコピー元フォルダーを置きます。

    • 新方式: プログラムファイルと同階層にソースフォルダー 0 を置き、その中に任意のファイルやフォルダーを格納します。

  2. 結果データファイル(*.fxdat

    • 旧方式: プログラムファイルと同階層に生成されます。

    • 新方式: 結果フォルダー直下に生成されます。ファイル名は拡張子のみの .fxdat となります。

  3. 結果フォルダー

    • 旧方式: プログラムファイルと同階層に __results__ フォルダーが生成され、その中に結果フォルダーが生成されます。

    • 新方式: プログラムファイルと同階層に生成されます。

  4. コピー元フォルダーのコピー

    • 旧方式: 結果フォルダー内に、各タスクのコピー元フォルダーと同名のフォルダーが生成され、 さらにそれらのフォルダー内に、各ケースについてコピー元フォルダーのコピーが生成されます。

    • 新方式: 結果フォルダー内に、各ケースについて、ソースフォルダー 0 のコピーが生成されます。

メインアプリケーション

結果フォルダー指定ダイアログ

新方式モジュール「fxlp」によるプログラムの計算を実行した場合、 実行直後に結果フォルダーを指定するダイアログが表示されるようになりました。

../_images/rn_2.3_03.png

基本的には、デフォルトのまま OK をクリックします。

データアナライザー

基底ラベル

新方式モジュール「fxlp」によるプログラムから、 データアナライザーにおける固定変数(独立変数、目的関数、従属変数)のラベルを定義可能になりました。

プログラムにおいて、

1import fxlp
2
3
4def main():
5    system = fxlp.System()
6
7    system.add_x('length', 20.0, 60.0, label='長さ [mm]')
8    system.add_f('stress', label='応力 [MPa]')
9    system.add_y('volume', label='体積 [mm3]')

のように、add_xadd_f および add_y メソッドで label というキーワード引数により文字列を指定することで、 データアナライザーの「基底ラベル」プロパティの値として設定されます。

../_images/rn_2.3_04.png

「基底ラベル」プロパティは、従来の「ラベル」プロパティの値が設定されていない場合に、 「ラベル」の代わりとしてデータアナライザー上で表示されます。

その他

  • ベイズ最適化において単目的と多目的を自動で切り替えるソルバー(fxlp.bo.Auto)を追加しました。